記憶の塗り替えでウソをつく、でも記憶がある言葉は真実 どこまで信じれますか?

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どんな嘘つきでも嘘をつきたくて嘘をついているのではない
 
自分をよく見せた見えっ張りすることもあるかもしれない
 
基本的には嘘をつきたいのではなく記憶の断片が破壊される
 
過去を覚えていないからしゃべるから結果が嘘になるという仮説です進める
 
 
おばあの介護施設の仕組みは火曜日と金曜日が風呂の日で、
当たり前のように風呂に入ったら服を着替える
 
着替えた服は看護師さんが介護施設ののカバンに入れてくれて、
部屋まで持ってきてもらえる
 
着替えた衣類は家族が洗濯するが洗濯は関係ない話でとばして進める
 
風呂から出てきたおばあは羽織るものがないと言う
 
介護施設の日常生活では羽織るものを1枚着ている
 
 
俺とおばあのやりとり
 
最近あったかくなったし集団体操する時も上着を羽織ってないよ
 
俺が昨日来た時もお前、羽織ってなかったし
 
部屋に1つ羽織り着があるからそれじゃないの?
 
ちゃんと風呂いくまいに、わし羽織り着を着て行った
 
風呂出て暑いから脱いだんじゃないの?
 
 
 
こんなやりとりしておばあの部屋で結構しつこく探していた
 
いつもの納得できない顔して、看護師さんにおばあは聞きに行っていた
 
看護師さんも気を利かして、1階にある風呂場からおばあの着替えを全部持っていただいた
 
部屋で俺とおばあと看護師さんと3人で確認しながら、やっぱないよねー。着てってないんじゃないの、っていうのは俺と看護師さんの意見だった
 
おばあは明らかに納得しない様子だったϵ( 'Θ' )϶
 
看護師さんも面倒くささは態度に出さなかったけど、ちょっと辛そうだった
 
いつものことだから、おばあは忘れとったんじゃないのって笑って場を整えわけじゃないけど、あいつ自体がコンテンツで面白い
 
看護師さんに確認してもらった後に、部屋から食堂へ戻った
 
食堂で喋っていてもまだ何か納得できんて言って、じゃあとりあえず着替えが実家で洗濯してあるかないかをオカンに聞いてみるわって電話した
 
俺も案外こういうことが納得できなくて、あいつをそれだけ納得させたかった
その時はそんな気持ちだった
 
どっちか言うと自分も意固地で強情だからだね
 
こういう時に限っておかんに全然電話がつながらない
 
自宅の電話とは別にらくらくホンを持たせている
 
両親が携帯とかに全くうとくて、電話だけの機能なら何とか使えると言うことで、自分名義で契約した
 
1年に数回だけど緊急で捕まえたいときに、どうしても必要なので持ってもらうことにした
 
そう考える電話端末って必要なのかな?
 
親がLINEとかTwitterあればいいんだけど緊急で伝えたい時に相手が連絡告知機能していないとだめだよね
 
俺は全部通知機能オフにしてるから全くわかんないのよ
 
電話とLINEだけは通知オンにしてあるから、
あーでも音量オフにしてるから一緒か
 
そんでほんと全然つながらかったよ
 
多分にー畑で何かやっていて家の中にいないと思った
 
何回かけても全くつながらないから仕方なく工場へ電話した
 
マイ予想では工場には行ってないと思ったけどね
 
工場は実家の隣街にあって刺繍で両親はご飯食べている
 
工場の親父に聞いても案の定まだ来ていないって
 
 
 
 
介護施設の食堂で電話かけ続けたときに、ごちゃごちゃやってる孫におばあはかなりイライラしていた
 
って言うのはお風呂から戻ってみんな食堂に来るから、おばあのためにやりとりしてるのを見られるのが嫌なんだ
 
俺は周りは関係ない ドMだもん
 
おばあは隣のばあさんがうるさいから、静かにしろって
 
うっせーFuckおれのばばあ
 
今大事なのは、お前の羽織り着が洗濯して家にあるのかどうかが大事なんだ
 
おばあのために確認する意地と納得させる態度が問題じゃなくてー、
おばあがそれだけ一生懸命になっていることが最大の優先事項にしたんだ
 
これは仕事でも一緒で、どれだけ目の前に現れた面倒くさいことを後回しと先送りせずに、その場で真因をつかむのがめっちゃ大事なんだ
 
フリーで仕事するようになると、こういうめんどくさい事は捨てるか外注して丸投げする方が効率が良い
 
自分でやるにせよ目の前に起きためんどくさい問題をその場でやっつけるほうが早い
 
肌感覚で経験してわかってるんだ
 
ここは能書きだからスルー( ̄◇ ̄;)
 
そんなこんなでつながらない電話のやりとりをしている時に、
他の看護師さんがおばあの羽織り着を見つけてくれた
抱きしめたかったけど、看護師さんとおばあがハグしていた
悔しいー俺もハグしたい〜
 
見つけた場所は、風呂場の脱衣所のカゴの下に置いてあったんだって
 
介護施設では入所者の衣服に名前書くんだけど、おばあの羽織り着は名前を書く場所が狭くて、ナイロンの表示タグに書いた
 
だから余計にわからなかったんだろうね
 
さらに言うとみんなが風呂上がって、どんどん衣類が片付けられるのに比例して、少なくなって残った衣類からわかったんだろう?
 
それからおばあは上着を片付けたいからって部屋に戻った
 
部屋は食堂と直通で部屋のドアを閉めていなければ声やりとりを丸聞こえ
 
そんなタイミングでおかんから電話があった
 
部屋の入り口で電話するとみんなに聞こえるから部屋の奥でしゃべれって、おばあがひつこい
 
見えっ張りむかつくばばあ
 
相変わらず世間体を考えるけど、羽織り着があったことをそのままおかんにしゃべった
 
昼からおかんが面会に来るからきちんと喋れよって笑って伝えた
 
 
 
おばあは迷惑かけたみんなに謝らないかんなって言った
 
迷惑はかけていながらも、むしろ介護士さん達は積極的によくしてくれた
その感謝の気持ちだけ言えばいいんじゃないのって言った
 
だっておばあの言ってることが真実だったし
 
俺はまたおばあの記憶が飛んでると思ったしね
 
過去の常識つまり、おばあの記憶は吹っ飛ぶ常識に囚われて、ひつこく言うおばあの非常識な行動を見逃した自分を笑ったけどね
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
嘘をつきたくでついてるんじゃなくて、記憶がとんで直前の記憶がないから結果的に嘘になる
 
直前の記憶が飛んじゃうから、過去の覚えていない話が嘘になる理屈
 
覚えている事は絶対に繰り返してしゃべる
 
 
 
 
 
100個の認知が入った嘘の中にも1つの真実がある
 
100個のくだらない改善提案の中に1つの閃きがある
 
覚えていない事は嘘になる
 
思っている事は真実になる
 
しつこいばばあから1つ学びがありました
 
 
 
昨日さー86歳のばばあがブログ書いてる本を読んで、
お前も認知回復のためにクリエイティブ活動してブログかけって言おうとしたんだけどタイミング逃したね
 
明日介護施設行って、むかつくばばあと一緒にパン食べるときに伝えてみます
 
Instagramばばあを略して、インスタグランマーがおったら最高だぜ
 
最初の探してくれた看護師さんはおれが帰る時に、
バツが悪そうにお疲れさまですって言った
 
介護施設では面会に来た家族へのお疲れさまですはおなじみの言葉だ
 
その時のバツの悪い顔が可愛く見えて惚れてしまいそうだったぜ
 
笑っている顔はみんな可愛い
 
認知の入った言葉は疑って考えるがたまに真実があると
信じて裏切られた方がいいって考える
 
面倒くさいけどね