やりたくない仕事で通勤時間を無駄にしないためには?

 

 

d毎日の電車・車・徒歩での移動時間や通勤時間。
日々の積み重ねというのはすごいもので、少しの移動時間や通勤時間でも、累計すれば人生のかなりの時間を無駄にしてしまっています。
さてこの移動時間や通勤時間として無駄になっている時間を上手く活用していく方法はないのでしょうか。
多くの方が感じているであろう、このテーマについて実体験を元にした解決策を書いていきます。

1.移動時間や通勤時間でどれだけ時間を無駄にしている?
まず、移動時間や通勤時間でどれくだけの時間が無駄になっているのでしょうか。
私の場合は、車で駅まで20分、電車で勤務地まで40時間、片道計1時間の通勤時間掛かっています。往復で考えると1日2時間の時間を通勤時間として無駄にしています。

さてこの2時間という時間。積み重ねると大変なことになります。
休日・祝日を除いて、一ヶ月約20日通勤すると考えれば、2時間×20=40時間を一ヶ月に無駄にしています。
同じように計算していけば、1年で、40時間×12ヶ月=480時間、5年ですと40時間×60ヶ月=2400時間と途方もない時間となります。

そして、以下が主要資格の合格までの勉強時間となります。
・日商簿記2級=約250時間
・大学生の年間勉強時間=約268時間
・TOEICスコア700=約500時間
・1級建築士=約1500時間
・公認会計士=約3000時間

ごらんの通り、私のように1日2時間を通勤時間として使っている方は、1年で日商簿記2級やTOEICスコア700を取れるだけの時間を、丸々無駄にしている事になります。
もし、1日3時間も4時間も通勤時間に使っている方であれば、途方も無い時間を無駄にしていることとなります。
資格関係なしにしても、これはかなりの大きな無駄ですよね。

2.娯楽を楽しむ
さてこの無駄になっている移動時間・通勤時間をどう使っていけばいいのか。
まず、一つは、映画鑑賞・音楽鑑賞・読書・TV・ラジオ・ゲームなどの"娯楽”です。「娯楽こそ無駄」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、娯楽は気分転換やリフレッシュ、頭の切り替えにもなるので、健やかに生きてくためにも、仕事や人間関係をよくするにも、息抜きとして意外に大事な要素です。

さてこの手の娯楽を、移動中・通勤中に楽しむには以下の様な方法がおすすめです。

・スマートフォンを手に入れる
映画鑑賞・音楽鑑賞・読書・TV・ラジオ・ゲーム、これらの娯楽は現在、スマートフォンがあれば、ほぼ全てを移動中・通勤中に楽しめます。
現在のスマートフォンはデータ容量が大きいため、2時間の映画も丸々数本保存する事もできますし、音楽は数千曲、TV番組は数十時間保存できます。アプリを入れれば、小説を読んだり過去のゲームを遊ぶ事も。
移動中・通勤中に娯楽を楽しみたいという方には必須アイテムです。

・タブレッドを手に入れる
タブレッドはスマートフォンの進化版といったもの。スマートフォンより画面が大きく操作がし易いため、より娯楽を快適に楽しみたい方にはおすすめです。
小説・漫画・雑誌なども現物サイズで読む事ができますので、特に読み物が好きな方にはおすすめです。

・モニター型サングラスを手に入れる
モニター型サングラス(ヘッドマウントディスプレイなどとも呼ばれます)は、更に大きな画面で娯楽を楽しみたい方におすすめのアイテムです。
スマートフォンやゲーム機などに接続ができ、移動中や通勤中でも、まるで大型テレビを見ているかの様な大画面で娯楽を楽しむ事ができます。
やや目立つのが欠点ですが、本気で娯楽を楽しみたい方には最高のアイテムです。

・高速回線を利用する
インターネットプロバイダや携帯会社は、移動中・通勤中のデータ配信をより快適化するインターネット高速回線サービスを用意しています。
この手のサービスを利用すれば、自宅とほぼ変わらない速度でインターネット回線に繋げられるため、事前にデータをスマートフォンなどにダウンロードしなくても、その場でタイムリーに娯楽を楽しむ事ができます。追加料金は掛かりますが、より快適に娯楽を楽しみたい方にはおすすめです。

今の時代は以上のような方法で、移動中・通勤中でも娯楽を十分堪能できます。
移動中・通勤中に娯楽を楽しめれば、その分帰宅してから家で別の事に時間を充てる事もできるので、時間の有効活用と言えます。

2.勉強をする
続いて、資格や仕事、学業に関する"勉強"をするというのも、移動時間・通勤時間を無駄にしないための一つの手段です。
さて、移動中・通勤中に勉強はしたいと思っていても、なかなか上手く取り組めない方も多いかと思います。
そこで、移動中・通勤中に効率良く勉強するためのコツをいくつかご紹介していきます。

・耳栓をする
意外と効果的なのが「耳栓」をする事です。耳栓をすれば外界の雑音が一気にシャットダウンできます。
移動中・通勤中は、周りの人の話し声や生活音が思っている以上に頭に入ってくるため、集中力を低下させます。この雑音を防ぐだけでも、集中力はまるで変わり、自宅の静かな部屋で勉強している感覚を得る事ができます。
だだし、電車のアナウンスなども聞き取れなくなっていまいますので、その点は注意したい部分となります。

・サングラスをする
「サングラス」をかけるのもおすすめです。こちらも耳栓と原理は同じで、サングラスにより視界を狭める事で、視覚的に安心感や集中力がアップするため移動中・通勤中の勉強が捗ります。ただし、余りに明度の低いサングラスですと教科書の字が読みにくくなり集中できなくなる事がありますので、勉強用のやや明度の高いサングラスを選ぶのがおすすめです。

・空いている車両で勉強する
混雑してぎゅうぎゅう詰めの状況や、立ったままの状態ですと、どんなに集中力がある方でもやはり勉強効率は落ちてきますので、出来る限り空いている車両で勉強する事が大切です。
空いている車両に乗る方法としては、通勤時間を前後にずらす、ターミナル駅で改札近くになっている車両は避けるなどが効果的です。また一度2~3駅逆方向に移動し、座れる状況を作るというのも一つの手です。

これらの方法をとる事で、移動中・通勤中でも比較的スムーズに勉強していけるでしょう。

3.寝る
通勤中などに寝ている人を見ると「時間を無駄にしているな」と思われるかもしれませんが、"寝る"というのも、実は移動時間・通勤時間を無駄にしないための一つの手段です。
人間というのは、一定の睡眠量は毎日必要です。睡眠が足りないと仕事や学業の効率も落としますし、健康にも悪影響を及ぼします。

そして睡眠というのは分ける事ができます。いわゆる「ショートスリーパー」と呼ばれているもので、睡眠時間を分割して、1日に必要な睡眠時間を満たす事ができるのです。
例えば、帰りの電車で1時間寝るとすると、その分を1日の睡眠時間に換算でき、自宅に帰ってから1時間分の自由時間を過ごした後、残りの時間を寝て過ごすという事が可能になります。やはり一度に纏めてとる睡眠から比べると睡眠の質は落ちてきますが、慣れればそこまで身体に負担はありません。

さてこのショートスリーパーになる方法ですが、これは基本的に慣れです。まずは、電車やタクシーなどに入ったら「ここはベッドで寝るんだ」と思うくらいのつもりで、リラックスし寝る体勢に入ります。人目はきにせず周囲の人は居ないものと判断します。これを繰り返しておくと、次第に「電車に乗ったら寝る」、「タクシーに乗ったら寝る」という意識が深層心理に刻み込まれるため、移動中・通勤中でも寝やすい体質になります。特に仕事などで疲れている日に慣らしていくと、自然に身に付きます。

このショートスリーパーになる事で、移動時間・通勤時間を睡眠時間に充てられ、トータルで考えれば時間を有効活用している事となります。ただ、流石に連日の様にこういった睡眠を繰り返すと身体にガタがくるので、ポイントポイントで利用したい所です。


4.通勤距離を縮める
最後に、移動時間・通勤時間を無駄にしない最大の対策というのは、通勤距離自体を物理的に減らすこと。
さて、通勤距離を減らすには、会社の近くに住む場所を設ける必要がありますが、これはなかなか費用的な問題などで厳しい方も多いかと思います。

そこでおすすめなのが、セカンドハウスやシェアハウスです。
最近は、1日のみ滞在、1週間のみ滞在と短期的に利用できるセカンドハウスやシェアハウスのサービスが増えてきています。費用としても1泊数千円程度で、ホテルなどの宿泊施設より断然安いです。1回の食事費用くらいで利用できるところも。
価格が安い施設では、共同部屋になっている所もありますが、プライベートなスペースは確保されていますので、基本は自宅と同じ様な感覚で利用できます。設備も、冷蔵庫や洗濯機、TVなど生活に必要な設備はほぼ揃っていますし、インターネット回線が用意されている所もあります。このため、最低限着替えだけ用意しておけば気軽に利用できるのです。

流石に毎日利用するとなると、1ヶ月でかなりの出費になってしまいますが、仕事が忙しい時期などでプライベートな時間が取れない時などは、こういったサービスをピンポイントで使っていくと、時間が上手く活用できるでしょう。忙しい時期の数時間というのはお金に変えられない価値がありますしね。

5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
人が一生で使える時間というのは限られており、日々の移動時間や通勤時間は、積もり積もるとそれを圧迫してしまう大きな要素となってきます。
そして、移動時間も通勤時間も、自分が自由に行動できる時間である事には変わりありませんので、工夫次第で無駄な時間にも、意味のある時間にもできます。
ぜひ、これらの方法を参考に、日々の移動時間や通勤時間を意味のあるものに変えてみてはいかがでしょうか。