2016-2-6 車中泊で失敗から学んだこと

 
 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
社会人に成り立ての頃、車を買う際の重要点の一つとして挙げていたことが「車中泊ができる事」でした。

大きな車だと車中泊も余裕になるのは当たり前ですが、どうしても走行時の乗り心地が悪かったり燃費が悪かったりしてしまうのが問題点でした。

今時の車はハイブリッドで燃費の改善がなされていたり、乗り心地の点でも大きく改善されているとは思いますが、私が車を買う時にはまだハイブリッドの車はあまり見かけませんでした。

そこで私が選んだ車がホンダのストリームでした。

ミニバンに分類される3シートのロールーフミニバンです。

背が低い事により高速走行時の安定性と乗り心地の改善、さらに空気抵抗が少ないことによる燃費の良さという点。

そして最初にお伝えした「車中泊ができる事」。
この三点を満たした車がこのストリームでした。
 
車を購入後普通に走り、ある程度慣れてきたところで憧れだった車中泊での旅行を行うことになりました。

一度目は彼女との四国うどん巡りの旅行です。大阪在住だった為、夜中に出発すれば日帰りでも行けなくはなかったのですが、どうしても車中泊をしたかった事もあり、一泊二日の行程で行くことになりました。時期は秋が終わり冬の足音が近づいてきている11月末に行くことにしました。

夕方に自宅を出発し、適度に休憩を挟みながら四国の津田の松原SAで車中泊をする事になりました。

まだ寒さもそこまで厳しくないだろうと考え寝るときはひざ掛けで大丈夫だろうと思っていましたが、いざ寝ようとしてみると車の中というのは意外と冷えることに驚きました。

底冷えというのでしょうか。

座面や足元から冷気が身体を冷やしていくことがわかりました。

このままではとても眠れる状況ではないと判断し、11月だというのに暖房をつけることにしました。

エンジンを掛けながら暖房をつけていないと、すぐにバッテリーが上がってしまうと聞いたことがあったので車中泊の予定時間である6時間ほどはエンジンをつけっぱなしで暖房を使用していました。

エンジンの揺れや暖房の音などであまり熟睡出来ませんでしたが、寒さで眠れずに風邪でもひいてしまうことを考えれば仕方ないと言えます。

そして仕方の無いことですが、車の中はかなり乾燥気味になってしまい、口の中がパサパサになって喉もかなり渇いてしまいました。

その為夜中にサービスエリアで飲み物を買う羽目になりました。

そしてこれも後で調べたのですが、エンジンをつけたまま暖房を使用していると一時間に1リットルほどのガソリンを使うそうで、その点にも注意が必要だったと言うことです。

幸い今回の旅行前にガソリンを満タンにしていた為、問題はありませんでした。

初めての車中泊は準備が足りなかった事や、車内がこれほどまでに冷える事を知らなかったという点を学ぶ旅行となりました。

次に車中泊を行ったのが長野県へスノーボードしに行く為の旅行です。

片道6時間ほど掛けていく為、車中泊でなくても大丈夫ではありますが、夜中の雪道の走行が不安だった事と無理な行程で本番のスノーボードを楽しめなくなっては嫌だと思い車中泊に決めました。

前回の反省を生かし、念入りに準備をします。

今度は真冬の雪国へ行くため、ひざ掛け一枚程度じゃ凍死しかねない寒さの為、一人当たり毛布を1枚と自宅で使用していた羽毛布団1枚。

また、底冷えすることも考えられる為、厚手の敷布団を1枚用意していきました。

そして雪国に行くということで雪国での車中泊に関する注意点などを調べていくことにしました。

まず、雪が降るほど寒い中での注意点として、エンジンをつけて暖房をつけたまま寝てしまい、車のマフラーを覆うほどの雪が積もってしまった場合、車内に排気ガスが逆流し、最悪死に至るケースもあるという事を知りました。

その為、寝るときはエンジンを切るか雪が積もらない場所で寝る。もしくは定期的に雪かきをする必要があります。

せっかくの車中泊での旅行なのに夜中に起きて雪かきなんてやってられないと考え、比較的雪の積もりにくい都市部での車中泊を考えました。

そしてもう一つ注意しなくてはならない点が、ドアのパッキン部分が凍り付いてドアが開かなくなるという事です。

凍ってしまっても力ずくで開けることは可能ですが、そうするとドアのパッキンが破損する可能性があります。

それを防ぐ為に事前に凍結防止のスプレーを振っておくことが必要になります。

そしていざ雪国での車中泊をしてみる意外と快適で、暖房を切っても大丈夫かと思い試してみましたが、暖房を切ると10分程度で車内が冷え切ってしまいとても眠れる状態じゃなくなりました。

車内は家と違い壁が薄いことで保温性能がかなり悪いと言うことがわかりました。

このように雪国での車中泊は注意する点がたくさんありますが、暖房の効いた車内で布団に包まって眠ると言うことは非日常そのもののように感じ、とても趣のあるものとなりました。

もしこれから車中泊での旅行やドライブを検討されている人は「車は想像以上に冷える」という事を頭において計画を立てるようにしてください。 

 
 
 
 
 

 

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